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つげ義春全集 7

つげ義春全集 7

つげ義春全集 7

作家
つげ義春
出版社
筑摩書房
発売日
1993-10-01
ISBN
9784480701671
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つげ義春全集 7 / 感想・レビュー

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gtn

一連の私小説風漫画を収録。ゲンセンカン主人やねじ式、やなぎ屋主人等ほど緊張感がなく、淡々と日を追って描いているように見えるが、ストーリーに存外工夫が施されている。例えば、「隣の女」は近所に"アンポ"も知らず働きづめの若夫婦がおり、その奥さんにはどんな過去があるのかと逆算して描いたのではないか。著者は当たり前の日常から官能を拾い出す天才である。

2020/12/28

鏡子

つげ義春の自伝風作品が詰まった巻。「やもり」が好きである。この人の作品ではよく「〜ではありませんか」という口調がよく出てくるが言葉のニュアンスも好きだ。「別離」は映画でも観た事があったが、漫画の方が悲壮感強い。映画はシュールさのが強く、笑ってしまった。

2013/02/13

dixi

やはりユーモアに支えられている作品というのは強靭

2009/09/17

POWER

面白い。

2014/12/26

えふのらん

三丁目の夕日も真っ青な昭和三十年代の日常風景。幼少期から毎日のように親の内職を手伝い、進駐軍が地べたに吐いたガムを拾い食み、親にやきをいれられ、隣人は餓死し、己もまたその日を生きるために必死になる。夕日を鑑賞する余裕など何処にもない、“古き良き日本”の姿が哀しい何かを訴えてくる。著者のもう一つの自伝的作品『無能の人』の前日譚にあたる作品。

2013/06/18

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