井伏鱒二全集 第1巻
井伏鱒二全集 第1巻 / 感想・レビュー
ちゃせん
長く続く全集の第一巻。代表作「山椒魚」のほか、「朽助のいる谷間」「夜ふけと梅の花」「屋根の上のサワン」など初期の作品が収録されている。悲しみをやたらと劇的に描くのではなく、そっと寄り添うように、ユーモアや軽妙さに包み込む作風が優しくそして面白い。「朽助のいる谷間」「一ぴきの蜜蜂」「屋根の上のサワン」などが個人的にはお気に入り。あと面白かったのは、文学評論以外の側面で佐藤春夫について触れた「GOSSIP」か。
2017/07/26
ヤマニシ
「炭鉱地帯病院―その訪問記―」
2022/12/11
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