山田風太郎明治小説全集 4
山田風太郎明治小説全集 4 / 感想・レビュー
私的読書メモ3328
『明治断頭台』:テーマや発想は流石。しかし、巻末インタビューで自ら言っているとおり、ミステリ部分にはかなり粗が。また、著者には珍しく、キャラクターの立たせ方が冴えない印象。長広舌が多いエスメラルダの台詞がすべてカタカナなので、読み辛いのもちょっと。しかし、それを補って余りあるおもしろさでもあります。 『エドの舞踏会』:傑物尽くし、美女尽くし。明治ものの楽しみである史実、歴史上人物の扱いが、特に冴えていると思います。豪華絢爛な貴婦人たちの、時に凛々しく、時に悲しい肖像が楽しいです。
2015/07/04
てっちゃん
1997年9月22日に読了
感想・レビューをもっと見る