古事記伝〈3〉 本居宣長全集〈第11巻〉
古事記伝〈3〉 本居宣長全集〈第11巻〉 / 感想・レビュー
リンデ
古事記伝三。巻二十三〜三十三。読物として面白いのは、やはりヤマトタケルの東征と、兄と夫の板挟みになった皇后サホヒメの物語だろう。物語は神話から人間の時代へと移るが、まだまだ「伝承された歴史」であり、相互矛盾する記述も多い。しかし、「歴史」とは本来そういうものであるかもしれない。本居宣長はうまず、たゆまず、自らの道を進んでいく。このエネルギー、どこから来るのか。
2017/11/22
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