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トーベ・ヤンソン・コレクション 5 人形の家

トーベ・ヤンソン・コレクション 5 人形の家

トーベ・ヤンソン・コレクション 5 人形の家

作家
トーベ・ヤンソン
Tove Jansson
冨原眞弓
出版社
筑摩書房
発売日
1997-02-24
ISBN
9784480770158
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トーベ・ヤンソン・コレクション 5 人形の家 / 感想・レビュー

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榊原 香織

ムーミン作者の大人向け短編集。コレクション8のうち5。  割と面白いのがあった。 旅がテーマ。 北欧人って、暖かい地方放浪してるイメージがある。 表紙の絵、装丁が素敵。さすが本業画家

2022/03/24

くみ

表題作「人形の家」は暗喩ではなく引退した建築家が緻密なドールハウスをつくるお話。先が予測できるようなプロセスに時に人物への憐れみを感じながら読んでいたが、最後の一文でひっくり返された。いい方に!その一方「機関車」は歪んだ感情に怯えながら読んでいたらラストで予想以上の爆発。トーベの作品はパターンにはまってないので最後まで緊張感があります。また異性同士の話は悲惨な結末が多く、同性同士(友情またはそれ以上の関係をほのめかす)話はハッピーエンドが多い。これも彼女のイデーかなと思いました。

2019/02/08

kankoto

ヤンソンの小説に出てくる人物たちはなにか気難しくて人を寄せ付けない雰囲気、悪く言えば偏屈な人々。自分の中には独特の世界が広がっていてそれこそが彼ら彼女らの大切なものであり支えているもの。今回もその人物たちと外の世界とのギャップというかずれというかそこが皮肉な感じで描かれていてたまらない。そういう感覚があるからこそ物語の人物たちに魅かれてしまう部分もある。「ハワイ、ヒロからの手紙」は文庫で読んだと思うんだけどやっぱり好きだな。ものすごく好きだ。

2014/04/22

Rie

短編集。物事を突き詰めていくなかで生じる戸惑い。女優の話は少しもどかしく感じた。

2013/06/29

アスタラビスタ

ヤンソンのコレクションシリーズの中で一番好きな巻。「自分が本当に望んでいること」を巡る、人生の苦味が含まれた短編を描くことにかけては、めったにヤンソンより優れた人はいないだろうと思う。

2010/04/26

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