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あまの川: 宮沢賢治童謡集

あまの川: 宮沢賢治童謡集

あまの川: 宮沢賢治童謡集

作家
宮沢賢治
天沢退二郎
おーなり由子
出版社
筑摩書房
発売日
2001-07-01
ISBN
9784480803610
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あまの川: 宮沢賢治童謡集 / 感想・レビュー

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mii22.

宮沢賢治の童話の作中歌を集めた童謡集。とても可愛い本なのでやっぱり欲しくて購入。再読だけど、初読の時と同じで特に好きなのは、「おつきさんおつきさん まんまるまるるるん」と「ポッシャリ、ポッシャリ、ツイツイ、トン」の音のひびき。とにかく可愛い本なの。

2020/06/09

mii22.

図書館の【宮沢賢治特集】で見つけて。かわいい!ほしい!宮沢賢治の童話の作中歌を集めた童謡集。大きさ、装丁、挿し絵すべてが可愛らしい。特に気に入ったのは、声に出して読むととてもたのしい音。「ポッシャリ、ポッシャリ、ツイツイ、トン」「おつきさんおつきさん まんまるまるるるん」「キックキックトントン、キックキック、トントン」...そして、「星めぐりの歌」を読んで銀河鉄道の夜に思いを馳せ、今夜星空をきっと見上げるだろう。

2016/10/21

まきこ.M

透き通るような天の川から次々に流れる夜空の星屑の一つ一つに生命が宿るように、宮沢さんの瑞々しいユーモア溢れる言葉たちもキラキラと輝きながら私の心にほんわり灯る。おーなりさんの水彩画が加わると、さらに柔らかさと、優しさをが増して、想像力の翼にのってどこまでも入りこめていけるのです。この世界の花も雪も木も動物も、毎日少しずつ表情を変えて、匂いや音もひっくるめた全部は生きている。声に出すとリズムが楽しくて、声の響きと一緒にくるくる踊ってしまいそう。

2015/03/08

らん

七夕の夜に。思わず踊り出したくなるような、軽快でリズミカルでかわいらしいことばに頬がゆるむ。言葉の雨がはじけて光の粒が舞っているような美しい光景が浮かび、おーなり由子さんが描いた絵がぴったりで嬉しくなる。あまのがわ、サンタ・マグノリア、まんまるなおつきさま、つめくさの花が咲くひろば。風や花のかおりが漂い夏の夜の音に耳を澄ませ、夜明けの美しさにふわりと包まれる。どこまでも優しい絵に少し泣きそうになりながら、夏の夜が訪れる事がとても嬉しなって笑みが溢れた。さびしい夜を抱きしめたくなる時にまた読みたいです。

2023/07/07

七月せら

時々浸りたくなる宮沢賢治の世界。イーハトーブの不思議な物語が好きですが、童謡集というのもいいなあと思いました。人ではない仲間達の唄う楽しい歌に、おーなり由子さんのほんわりした絵も合わさって、幻燈付きのオルゴールを次々にぽんぽんと開けているような気分。口に出しても楽しい。宮沢賢治は"どっどどどどうど"のリズムが好きなのかな。

2017/01/27

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