夏の力道山
夏の力道山 / 感想・レビュー
takaC
このタイトルはイマイチだったかな。内容はともかく。
2011/02/19
あいくん
☆☆☆2006年の作品です。「週刊ブックレビュー」で紹介があったのを覚えています。夏石鈴子さんは1963年生まれです。この作品を書いたときに43歳です。主人公は五十嵐豊子という41歳の「主婦」です。夫に力道山に似ていると言われます。力道山の記憶は60歳以下の世代にはないように思います。豊子は編集プロダクションの仕事をしています。豊子は自分で稼いだ金で暮らしていて家のこともしているのに、なんで結婚したのか不思議に思われてしまいます。豊子の答えは「心の支え」です。
2019/07/03
アコ
夏石さんの文章がやはり好み。回りくどくないのがなんとも素敵だしとても読みやすい。主人公の豊子も友人であり同僚にもあたる緑も実際近くにいたら私などは「うわーごめんなさいごめんなさい」と逃げちゃいそうな強さという名のキツさはあるものの読んでいる分には痛快な既婚女性というかんじで気持ちがいい。(案外そういうものかも?)瀬川先生も繁ちゃんもあけすけな物言いで好き。『結局、結婚って、愛とお金とセックスのうち二つが満たされていれば成り立つらしい』というのは、…うーんどうだろうかね。
2012/10/19
オールド・ボリシェビク
初めて読む作家。書評集で川上弘美が褒めていたので関心を抱いた。だが2006年の作品なのでもちろん、書店の書棚にはなく、Amazonで頼んでしまった。主人公は五十嵐豊子という41歳の「主婦」。映画にかかわる稼ぎの少ない旦那と未就学の兄妹を抱える。家事や子育ての一方で、編集プロダクションの仕事をする豊子の日常を通じて、家族とは何か、結婚とは何かをおぼろげに問ていく脱力系の小説。豊子さんの地面に足がついている感がなかなかに頼もしいです。
2024/08/31
kino06
働く主婦のリアルな日常。リアルすぎて下世話な気もしたけど、面白かった。旦那が自由業ってのは大変だろうね・・・。こんな毎日が私にはとても無理だと思ったから専業主婦やってるわけですが、それはそれでイロイロと大変なコトもあり。自分にハッパかけてやっていくしかないよね。
2012/09/24
感想・レビューをもっと見る