星間商事株式会社社史編纂室
星間商事株式会社社史編纂室 / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
BLオタク・専務秘書との恋で左遷された男等、ひと癖もふた癖もあるメンバーが集まった社史編纂室、ひょんなことから会社の暗い過去を同人誌発行に事寄せて暴こうとドタバタ劇を展開、昔やってたTVドラマ「ショムニ」を連想して笑っちゃいました <(^_^; しをんさんお得意のワールドですねぇ!!(笑)
2010/10/07
hiro
駅伝、便利屋、文楽、林業の小説とエッセイを10冊以上読んだが、今回は、下ネタも多く、いつもよりに軽めで、BLがよく出てくるいつものエッセイのノリかと思って読み出した。はじめは、ショムニと社編のイメージが重なり、影の薄い課長、やる気の無い社員達でどんな物語になるのかと思ったが、みんなが「高度経済成長期の穴」を調べだしてから、急に面白くなった。「まほろ」や「風が」には及ばないが、仕事に疲れたらときにはちょうどいい小説だと思う。ただ、腐女子幸代の同人誌に出すBLの小説が出てくるが、これは読みたくなかった(笑)
2011/10/10
とら
しをんさんこの本は本当に楽しんで書いただろうなあ。だって趣味全開じゃない!同人誌ねえ(笑)ここだけの話、その同人誌の一大イベントである夏コミ、冬コミ共に友達に連れられて行ったことがあるのです(笑)もう物凄い人ですよ。東京ビックサイトで、始発に乗って、それでも沢山人がいるわけですよ。そう、みんな、そのイベントを楽しみにしてるんです。長いこと並んでグッズ変えたーっ!って喜ぶんです。なんか見てるこっちまで嬉しくなってきちゃう。表紙からは想像出来なかったなこの内容!しをんさんに、より親近感を覚えた一冊でした^^♪
2013/02/15
そのぼん
まさかの腐女子が主人公…。ビックリでした。そして、途中、同人誌のボーイズラヴの作品が作品内で展開されていくのも衝撃でした。会社内で、ボーイズラヴを含む同人誌や腐女子の会話が成立する…。現実ではあり得ないかと思いますが、クスッと笑えるところもあり、楽しめました。
2011/12/27
ドナルド@灯れ松明の火
しをん3作目。あっという間に読了。おそらく企業内で閑職とみなされている社史編纂室を舞台に、会社の過去の暗い裏歴史を暴いて記載しようとする編纂室メンバの健闘ぶりが、腐女子の作る同人誌や、メンバの恋愛とからめて描かれていて面白い。実際に高度成長期に、サリメニの女神のような話は確実にあっただろうと思われる。それをテーマにしたしをんが凄い。
2011/09/28
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