橋本治と内田樹
橋本治と内田樹 / 感想・レビュー
おさむ
今から約13年前の対談集。橋本さんはかなりの変人。内田さんが尊敬するだけある笑。2人とも現代批評が的確。今の子供達は言葉にならないものをなるまで待ってもらう時間がないからわかりやすい言葉に逃げ込む。「そうだよね」といってもらうためには相手がそう言えるように作る必要がある。共同体とは向こうからしかドアが開かない。自力では開けられないから、どうやって開けてもらうか考えるべし。寂しいって事を持ちこたえてるとすごくタフになる。かつては誰かに会うには紹介状が必要だったが、それがなくなったのが現代の全員参加型社会。
2018/04/18
呉もよこ
対談というのは、=(対等)なものだと思うが、これは、ひたすら「橋本治」が好きな内田さんが、橋本治を語りつくすので、橋本治>内田樹という図式の本。桃尻娘でガツンときてから橋本治ファンになった私は、内田さんの橋本論が「わー!やっぱり橋本治好きは同じこと思ってるんだ!」と楽しく読めたが、あとがきに橋本治氏も書いてるとおり「関心の無い人には全く意味が無い」と思う(笑)橋本治ファンは「内田先生、よくぞ聞いてくれた!」であるが、橋本治に興味が無い人には、ひたすら苦痛でしかない本だろう。内田先生、橋本治、好きすぎ(笑)
2013/07/14
あちゃくん
橋本治のフィールドで内田樹が体を預けて対話しているといった趣の対談集。橋本治しか知らない人でもこの本は楽しめると思うが、内田樹しか知らない人にとって、この本は楽しめるのだろうか?
2008/12/01
ophiuchi
書名と目次を見ると普通の対談かと思えるが、これは橋本治と内田樹が「橋本治について」語った本だった。熱心な読者には、橋本治をあまり読んでいない私には分からい面白さがあることだろう。
2012/11/19
かりんとー
橋本治はすごい。天才的。
2024/07/27
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