ニッポン沈没 (単行本)
ニッポン沈没 (単行本) / 感想・レビュー
榊原 香織
2010~2016年連載の本紹介コラム。 政治社会関連がほとんど。東北大震災の衝撃から始まる。 ばっさばっさと切る語り口は変わらず痛快だが、ほぼ読んだことない本ばかり。ピケティもこのころブームだったんだナ
2024/05/21
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
テーマごとの3冊の本の紹介であり書評兼社会批評。原発、選挙、沖縄基地、日米関係など、読んでいると、ニッポンもう終わった!!という気持ちになる。このままではダメだとは皆、気づいている。変わらなければダメだと。そう思うものの、絶対に変わらないだろうとも思っている。このまま、どんどん悪い方へ向かう一方で希望も何も無いのだディストピアニッポン……という気分。滅びの国へようこそHELLYEAH!!(やけくそ)
2016/03/30
もりくに
大好きな斉藤美奈子さんが、ニュースな本の「書評」を通じて、「時評」との中間を行くとのこの本、「忖度」があるわけもなく、切れ味抜群で面白かった。まず、2010年代の日本を特徴づけるキーワードとして、「戦争」、「原発」、「経済格差」を挙げている。さらに大きな人災を2つ。1つは3・11。もう1つは第二次「安倍」政権。毎回3冊の本を取り上げている。<世界史本が売れているのは何?>では当時話題の「世界史」(W・Hマクニール)と、「銃・病原菌・鉄」(J・ダイアモンド)を比較している。(どちらも購入も、「死蔵」本。)
2020/02/14
おかむら
いつも小気味好くチクチク刺してくれる斎藤美奈子さんの新刊。毎月のお題(時事ネタ)に関する本を3冊読んで書評。良い本だけでなくダメな本もちゃんと読んでダメだししてくれるところが楽しい。痛快批評。ったく安倍はよう、と思ってる方にはオススメ。あと百田キライの方にも。
2015/11/20
おさむ
東京新聞のコラム同様に「切れ味」抜群の書評集。浜矩子さんと並んでいま、最も説得力があり、論理的で、読みやすい文章を書ける評論家ですね。原発震災、安倍復活、言論沈没と、この5年で日本という国が「イヤーな感じ」に変わってきたことを改めて実感します。
2015/11/07
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