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ぼくの昔の東京生活

ぼくの昔の東京生活

ぼくの昔の東京生活

作家
赤瀬川原平
出版社
筑摩書房
発売日
2003-03-01
ISBN
9784480816252
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ぼくの昔の東京生活 / 感想・レビュー

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Takako

芥川賞作家で画家でもある赤瀬川原平さんが、50年代後半から60年代にかけて、青春時代を過ごした東京でのことを語ります。東京に縁のある人はなるほどーと楽しめそう。当時の人が現在の東京を見たらなんて言うのだろうなあ。でも、地続きの未来が今なのですね。ノスタルジーに浸るでもなく若い頃の自分を淡々と綴っている文章が読みやすかったです。

2017/10/27

わかめ

原平さんが青春を過ごした1950年代から1960年初めの日本。新商品が続々登場して、どんどん繁栄に向かってゆく見通しの明るい元気な日本がここにある。自然にあふれた泥臭さと人間の体臭ぷんぷんの懐かしい昭和。何をするにも手間ひまかかる分、人と人の関係が濃密で、わずらわしいことも多いけどいろんなことがずっとシンプルだった時代。男性作家のこういうエッセイって説教くさかったりするけれど、原平さんはひょうひょうとのんびりした語り口で、とても心地良いのだ。

2015/02/23

日野和南

素朴な文章表現が良いです。文章自体は平坦だけれど、視点が斬新なのが素敵です。やっぱりトマソンの人ですねえ。途中の〖ちょっと昔の東京生活 〗はこれと別の赤瀬川本で見かけた記憶があるのですが、再録ですかね。小道具などのピックアップで昭和の空気を直に感じられてよかったです。

2016/12/09

シャムロック

上京したての1950年代後半から世間がデジタルに染まるまでの東京の生活の思い出。「深夜喫茶」の項が出色

2010/02/27

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