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やみくも: 翻訳家、穴に落ちる

やみくも: 翻訳家、穴に落ちる

やみくも: 翻訳家、穴に落ちる

作家
鴻巣友季子
出版社
筑摩書房
発売日
2007-12-01
ISBN
9784480816597
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やみくも: 翻訳家、穴に落ちる / 感想・レビュー

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さくら咲く

面白い!共感あるある!当然ながら文章力素晴らしい!頭脳明晰納得!交友関係広し!「やみくも体質」万歳!! 私も忙しい時こそ横道にそれるタイプだと気が付きました。畏れ多くも親近感が湧いて来ました。本業の翻訳書も読んでみます。楽しいひと時でした。

2021/02/15

giant_nobita

「中身も装丁もじつに甘美かつ耽美なこの本のあちこちに、おちゃめなリスの兄弟が目をくりくりさせてしがみついている」という付箋だらけになった『美の死』の描写を読むと、その光景がまざまざと目に浮かぶ。所在なく雨宿りをしていた男女の沈黙を破って「あのね、さっきさ、ここにいた人たち、サン=テグジュペリの話してたでしょう」という戯曲の台詞が響く異様さも印象的だ。「おふろに入りたくなっちゃうぐらい痛いの!」という友人の子どもの言葉を「『シャワーで流せる痛み』ではないということだ(たぶん)」と解釈するとぼけ方も可笑しい。

2017/02/08

Inzaghico (Etsuko Oshita)

鴻巣さんの文章は、最後に必ずわたしたちをさっと別の場所に連れて行く。『樽とタタン』で中島さんが最後の最後で、わたしたちを煙に巻くように。それが心地よいのである。現からふいに虚の世界へ。 シフォンケーキのところで「ケーキとエールの組み合わせはどんなものか? と日本人ならだれでも思うだろう」とあるが、うちの母は「ビールにケーキって合うわねえ」と嬉々としているので、日本人でも超マイノリティかもしれない(笑)。

2018/07/22

kokada_jnet

某先生がこの人のことを、ことあるごとに罵っているので。それほど、けなさなくともと思って、読んでみたら。確かにこのエッセイ集は相当ひどかった。特に前半の「文学的」な言葉を無理に一生懸命使っている連作エッセイが駄目。

2011/09/15

tamagosandwitch

周囲で洋書を読んでいる人に対抗(?)して、英語の教科書を広げたエピソードが面白かった。教科書だと頼りないけれど、お守りを持って背伸びをする場に出向くのは良い経験になるはず。

2012/04/10

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