キモチのかけら: My Sixteen Report
キモチのかけら: My Sixteen Report / 感想・レビュー
ぶんこ
「本を読むわたし」でお兄さんとの仲の良さに感じ入っていただけに、10代半ばになった兄妹が離れ離れのままのようで、ちょっと考えさせられました。母と妹だけで日本に帰って、残された兄が父との生活を楽しめてなかったようなのも切なかったです。また、そういった事を読者に感じさせてしまうほど正直に書いている、しかも16歳で幼少期をアメリカで育った華恵さんが美しい日本語で。凄いです。そして高校の入学式の日に、一人で山仲間(お会いしたことのない方)の告別式に参列し、お香典まで用意している。驚きました。
2016/07/22
ほほほ
モデルの華恵ちゃんが16歳、高校1年生のときに書いたエッセイ。「小学生日記」から、この10代シリーズのファンです。自由な校風の女子高に入学した華恵ちゃんの1年間。今回も微笑ましい気持ちで読みました。思春期らしくちょっとツンケンしているところ、繊細なところ、芯がしっかりしていてかっこいいところ、好きです。いつでも自分の意見をちゃんと持とうとする姿勢が素敵。大人が書いたものと違って、視点がシンプルでまっすぐなのでハッとします。それを求めて読んでるのかも。
2015/10/17
桜もち 太郎
随分と長い間積読本として放置していた。高校生になった華恵さんのエッセイ。小学時代、中学時代のエッセイも読んできたが、高校生の作品も非凡な才能を感じた。一体どこの高校かと調べてみたら、とてつもなく偏差値の高い学校だった。偏差値が高いからといっていい文章が書けるというものでもないけれど。やはり才能って羨ましい。現在彼女は31歳。今はどんな文章を書いているのだろうか。機会があればその後の華恵さんを知りたいと思った。
2022/09/19
kana
華恵ちゃん4冊目。高校生、16歳になった彼女は前作から1年しか経っていないのに随分と成長されたなという印象。見たこと聞いたことを描写するよりも考えて行動して結論を出すという比率が随分と高くなったな。大人になるということは処理能力がどんどん増えていくことなのかもしれないと思った。次は「寄りみみちこみち」17歳の華恵ちゃんが楽しみです。
2014/11/12
pandakopanda
図書館本。華恵さんが16歳のときに書いた16篇のエッセイ集。『本を読むわたし』に引き続き、読んでみる。読みやすさは相変わらず。一言で言うならば「等身大」という言葉がぴったり。ここまでぶっちゃけちゃって大丈夫なの?って思うくらい、自分の思ったこと、感じたことに対して素直に表現しています。自分の高校生活のことを思い出しながら、読んでいました。あと、自分にとって、馴染みのある場所がちょこちょこ出てきて、びっくりしました。
2014/08/09
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