月夜にランタン
月夜にランタン / 感想・レビュー
まつじん
世の中の動向を本の売れ筋から窺う斉藤美奈子さん、ステキです。脚注の字が小さすぎるなぁ・・・と感じるワシはもうオッサン以上。ブームが終わった後から雰囲気を楽しむのです。
2010/12/19
hoco
2006年8月から2009年5月までマガジンハウスから刊行された「ウフ.」および、「ちくま」にて2010年3月から7月、「週刊現代」2010年9月に掲載された「世の中ラボ」。毎回、3冊の本を選んで「本を通じて世の中の動きを見」た斎藤美奈子が快刀乱麻に世相を斬るのであります、痛快!第一次安倍内閣から自民のゴタゴタを経て民主党の鳩・菅内閣あたり。痴漢冤罪、国策捜査、民主トロイカ三人衆の流れが面白かった。次点は春樹・大江論。リーマンショックも捨てがたい。しかしベストはあとがきでしょう。読み応えのある一冊です。
2022/01/07
したっぱ店員
この作者のシャープながら「ちょっと半笑いで面白がっている」よな感じの文章が好きです。寝床でちょっとづつ読んで楽しみました。しかし、「安部総理」とか聞くとものすごい昔の話のような気がするなあ・・・。
2011/01/12
びっぐすとん
図書館本。流し読み。当時の最新ネタも今では過去の出来事。『主婦の友』は予想通り世間の流れに合わず、とうの昔に休刊になったし、勝間さんはカミングアウトして同性のかたと一緒になってシングルじゃなくなったし、何かと斎藤さんが槍玉にあげるナベジュンこと渡辺淳一氏は鬼籍に入った。「汚い家に幸せは来ない」と豪語し、家を綺麗にしていたのに松居一代さんは離婚した。本に関する話題もあったけど、私的には今一つだった。
2018/10/17
けんとまん1007
いやあ~、手厳しいですなあ~・・・が読みながらの第一感。なるほど、そんな本もあったよなあ~と、いろいろ思い出しました。最後にあった、本の世界がまだ(相対的に)救いの可能性があるというような部分には納得。自分で読んで、自分で考えることを積み重ねることだなあと思う。一時期の流行ものは、やはり怪しいし、最近のいろんな本の傾向の背景が一言で書かれていて、そこでまた納得しながら唸ってしまった。
2010/12/30
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