直木賞をとれなかった名作たち (単行本)
直木賞をとれなかった名作たち (単行本) / 感想・レビュー
starbro
直木賞をとれなかった過去の名作に興味があり読みました。小谷野 敦、初読です。著者独断と偏見の裏直木賞史、資料としては興味深いですが、学者の著者が作家としては売れておらず、直木賞も受賞していないので、面白みには欠けます(笑)個人的には、純文学大衆文学の区別なしに、新人賞は芥川賞、ベテランの作品は直木賞という位置づけが解り易いので、是非改革して欲しいと思います。 吉川英治文学(新人)賞が御手本です。 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480816870/
2023/02/17
kokada_jnet
著者が高く評価する、私小説や事実を元にした小説を中心に紹介し、それにいつもの猫猫節を大量におりこんだ面白本。エピローグで、小林信彦についてふれており。多くの前衛的作品を読み込んだ後に「名声のわりに内実がともなわなかった作家」と切り捨てているが。小林信彦の過剰さが、小谷野先生に、なにか過剰なサムシングを与えた瞬間と感じた。小林信彦の第二長編『汚れた土地』、第三長編『冬の神話』、短編集『監禁』などは、ひたすらにくらーい「事実を元に描いた」作品なので、機会があれば、ぜひ、小谷野先生に読んでいただきたいものです。
2023/06/29
ゆみねこ
小谷野敦さん、初読み。直木賞をとれなかった名作の紹介かと思ったら、文壇の裏話的な話題やら、著者自身の好みに合うか合わないかが基準の批評の羅列であまり参考にならず。残念!他の皆さんがおっしゃるように「人命」を冠した文学賞は残念な誤植。
2023/03/05
しげ
この書籍タイトルから最初に思い浮かんだのは横山秀夫さんでした。「ルパンの消息」からほぼ全て読んでいます。残念なが横山さんの「半落ち」事件についてはノータッチで妙な忖度を感じました。本書の企画やテーマは興味深いのですが入って来なかったなぁ…
2023/06/03
Carlos
著者の主観が多くイマイチ。
2023/08/04
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