証言その時々
証言その時々 / 感想・レビュー
勝浩1958
「どんなに勇敢であっても兵士は死ぬ。それは取り返し得ないことである。将軍や参謀はめったに死なず、死ぬのは大抵名もなき兵士である。豊かな将来がむなしくされるのである。父母や兄弟、妻子への愛着を残して、死んで行ったのである。」これが戦争の真実だと大岡氏は訴えている。どのようなことがあっても、二度と戦争はしてはいけないのです。「日々の生活を保障してくれる企業に寄食している多くのサラリーマンがいる。いまだに中流意識を持ち、書を読み、酒を飲み、テレビで野球を見るのに満足している。かつて私もそんな人間だった。
2014/11/16
寛理
☆☆☆☆☆ 再読。大岡昇平入門に最適な本だと思う
2020/04/19
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