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妊娠小説

妊娠小説

妊娠小説

作家
斎藤美奈子
出版社
筑摩書房
発売日
1994-06-01
ISBN
9784480823120
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妊娠小説 / 感想・レビュー

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アカツキ

日本文学には「病気小説」「貧乏小説」という伝統的なジャンルがあるけれど、実は望まない妊娠を書いた「妊娠小説」という大きなジャンルがあったのです!という内容。熱量高めの著者の語りが楽しく、ツッコミや言葉選びが絶妙で笑った。これからそのシーンが来たら《受胎告知》のワードが脳内に響き渡りそう。

2021/09/24

Miki Shimizu

知り合いが貸してくれた。妊娠、、、というか中絶が出てくる小説を分類して分析した本。行数を数えて、どの辺りで妊娠したって出てくるかとか、分析の仕方がおもしろい。純粋に妊娠した、幸せーっていう本はドラマにならんからないらしい。笑。女は若くて美人しかドラマにならんとか、オトコはグニグニしてるとか、避妊はしないとか、まぁ、そうやなー。って感じやけど、バッサバッサ切ってる感じがワリとおもしろかった。

2015/08/03

Marie

描写がないときは「電光石火のごとくコンドームを装着し」たのだろうと脳内補完することにしていた。「そもそも避妊が存在しない異世界だった」説には目からウロコだった。

2014/01/16

かめすけ

「妊娠」をテーマにした小説を分析した著。読みやすい文体でユーモアもあるがハッとする分析ばかりで楽しんで読んだ。94年発行ゆえ80年代の作品の分析に留まるのが惜しい。「妊娠小説」は堕胎や中絶に係る法律の改正3年後を目安にブームとなる、との指摘。緊急避妊薬のOTC化も話題だが、実現された暁には再び「妊娠小説」ブームとなるだろうか?

2021/10/19

みみず

「太陽の季節」ってそんな話だったのか。「骨盤の都合」こ、こわい(^^;;

2016/11/23

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