エッフェル塔試論
エッフェル塔試論 / 感想・レビュー
takao
ふむ
2024/10/21
やいとや
エッフェル塔というパリのシンボルがどのような経緯で建設され、取り壊される筈が残り、象徴化されて行ったか、を丹念に紐解く労作。ユイスマンスに代表されるエッフェル塔を受け入れず、ボロクソに文句を言っていた知識人の存在は、現在には想像も出来ない。テクノロジー論やコロニアリズムにまで拡がる試論は非常にエキサイティング。今でもアホな映画で見る事があるが、「吊り下げロープが切れた箱が落ちる」というエレベータの描写は、19世紀のフランス人も危険を感じ、それにエッフェルが対応した結果落ちない構造になった件は愉快。
2018/02/25
kuriko
「深く知る」ということは面白い。
2010/08/08
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