ママがプールを洗う日
ママがプールを洗う日 / 感想・レビュー
seacalf
『両親の離婚、恋人の心がわり、愛犬の死。アメリカのミドルクラスの少年少女たちが直面する生の残酷と倦怠を巧みな筆で描き出す短編小説集』という良い感じの紹介文にに惹かれて。絶対自分好みと思ったが、内容はまるでセルツァー水のように単に透き通ってるだけでもなく、甘くなく、適度に泡立つのみで、軽やかで印象も残らない。こういう雰囲気感が好きな方には清涼剤になるんだろうけれど、淡々とした心情しか描かれないのでアメリカかぶれの自分にすら物足りなかった。
2020/04/18
アントモーサ
水の匂いが感じられる。
2018/08/17
アッコ
発売当時の帯には「新鋭ピーター・キャメロン、本邦初登場。ミドルクラスの明るい<悲劇>を描く80年代のサリンジャー」とある。読後は、まるで清涼飲料水を飲んだような気持ちにさせられるが、本書に登場する主人公たちは、何というか無気力というか川の流れに身を任せているというか、強い自己主張もなく、夢に向かってがむしゃらに努力することもなく、淡々と日常生活に起こる出来事をやり過ごしていくのである。ちょっぴりほろ苦いサイダーのような短編集でした。
2010/10/20
ふのりけちょ
本を読む気が起きない8月。登場人物たちに近い気持ちで何とか読み切る。
2013/08/29
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