美食の文化史: ヨーロッパにおける味覚の変遷
美食の文化史: ヨーロッパにおける味覚の変遷 / 感想・レビュー
あかふく
古代から19世紀まで、様々な「ことば」を通して、「失われた味を求めて」書かれた本。そもそも食と言葉という関わりが口の両義性に於いて成り立つとすれば、この本自体がそれを可逆的に行っていると見ることもできる。それゆえなのか、ウィットのきいた書き方をする所があり、単純な、退屈な歴史記述とはなっていない。おもしろい。カレームについて詳述した本に進みたいところ。
2012/06/03
感想・レビューをもっと見る