踏みはずし
踏みはずし / 感想・レビュー
noeon
「いかにして文学は可能か?」非常に明快で面白い。文学の要請とは、言語という共通のものを媒介に、唯一のものを現れさせることである。なされてきた挑戦は二方向ある。未知の言語の探求と、言語の棄却による秘密の提示である。しかし両者ともに限界を持つ。前者は結局のところ言語に極度の関心を向けるものであり、後者は言語というイデオロギーが新たなイデオロギー(形而上学、宗教、感情)に取って代わられるだけであるため。ポーランのコペルニクス的転回とは、表現すべき内的世界と言語の限界を見つめ直すことである。
2015/08/24
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