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伝記のなかのエロス: 奇人・変人・性的人間

伝記のなかのエロス: 奇人・変人・性的人間

伝記のなかのエロス: 奇人・変人・性的人間

作家
佐伯彰一
出版社
筑摩書房
発売日
1990-04-01
ISBN
9784480836021
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伝記のなかのエロス: 奇人・変人・性的人間 / 感想・レビュー

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gtn

キリスト教徒であるダーウィンは、同僚から宗教に懐疑的な意見や神を冒瀆するようなコメントが出た場合、躍起になって説得論破しようとしたという。進化論とそれに相反するように見える宗教が一人の人間に同居する。科学だけでは、根源的な悩みの解決や生きる意味の究明はできないということか。

2021/02/01

Toshi

いやー面白かった。伝記、自伝も非常に興味深い分野であることに今更気付きました。

2022/03/05

uburoi

しばらく前に買って放っといた本をおもむろに開いて夢中になる。これ、読書の愉しみ方のひとつ。なんだかこんなことばっかりやってる気がしたけど、本書は明けてびっくりの類まれなる興味深い内容の連続。人間ってほんとこんな面白いんだね。つまらない人間の代表として井上成美も取り上げてるけど、阿川の伝記は出色なのだろう。そうに違いない。伝記というよりも自伝の中のエロス、ボズウェルしかりウォード・スミスしかり本邦の松平定信しかり。抑えられない暴露の衝動から産まれた文学だ。

2014/06/04

pippi

自伝を書く人の、それも自己のエロスの部分まで包み隠さず記す人の、なんという自己愛、なんという情熱。恥ずかしさの尺度が生まれもって違っている素晴らしさ。伝記に魅せられた著者の導きで、伝記の味わいかた楽しみかたを覚える軽妙なエッセイ集。学童期に読まされた偉人伝に反りが合わず、以後触れ合うことがなかったジャンルに、おかげで開眼。著名人でなくとも自己記録の欲望溢れる自伝は魅力に満ちた書物なるゆえ、これから伝記を読む力を養おう。

2013/01/28

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