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何でも僕に訊いてくれ: きつい時代を生きるための56の問答

何でも僕に訊いてくれ: きつい時代を生きるための56の問答

何でも僕に訊いてくれ: きつい時代を生きるための56の問答

作家
加藤典洋
出版社
筑摩書房
発売日
2008-06-01
ISBN
9784480842855
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何でも僕に訊いてくれ: きつい時代を生きるための56の問答 / 感想・レビュー

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ころこ

著者の本は、知識ではなく思考を追っていくので、ちょっとした短い文章でも理解力が試されます。本書はそれが無いので読み易いといえます。「それが無い」以前の著者の発想は、我々と大差が無い。しかし、大差が無いところから、著者だけは、延々と長い旅を続けることができる。後ろの方に、「孤独とどう対峙するのか」という質問があります。著者は、何かを感じ考えるには孤独であることが必要だし、もっと孤独でなければならないと答えています。何かをするには、載積ではなく、深く沈み込む。人間の理解とは、そういうものだという気がします。

2019/08/12

さつき

少し答えが見えた気がしたので読み返してよかった。多くの回答に共通する心構えは、「自分の選択に責任を持つこと。最終的にどう転んだとしても、自分の決断を後悔しない選択肢を見つけ出すこと」なのかなぁと。

2012/05/07

ななっち

加藤典洋の文章は時々読んでいるのですが、質問形式で若い人向け(おそらく)に分かりやすく書かれたものは初めて読みました。思想、哲学は必要か、民族の責任を負うことについて・・内田樹にも通じるような、保守でリベラルなオジサンの思考が小気味よい本です。

2012/01/03

Shun Toki

あまりこの手の本は読まないのですが、内田樹氏との対談を読んで非常に興味を持ち、加藤典洋氏という人が知りたくなって読んでみました。 「この国の未来原発と橋下を語ろう」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32550 結論からすると人生案内みたいな本なのですが、それだけに著者の生の考え方や思想のバックボーンが分かって面白い。特に、 ・学生運動とは本当に何かを変えられると思って活動していたのか ・民族の歴史の責任を取ることについて あたりは頭の中がきれいに整理できる、目からう

2013/03/09

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