悲しむのは、悪いことじゃない
悲しむのは、悪いことじゃない / 感想・レビュー
コージー
★★★★☆心の病と呼ばれるものの根底に、「乗り越えられない喪失と悲しみ」が潜んでいることが少なくない。大切な人やものを失った時の埋めがたい喪失、悲しみから、私たちができることは?【印象的な言葉】大切な人やものを失うこと、それによって傷つくことを「対象喪失」と呼ぶ。対象喪失が起きると、人間の心ではそれを乗り越えようと、自動的にあるプログラムが動き出す。そのプログラムのことを、精神分析学者のフロイトは「喪の仕事」と呼んだ。「喪の仕事」の4段階。無感覚の段階→否認・抗議の段階→絶望・失意の段階→離脱・再建の段階
2018/12/03
melon
現実逃避は悪くない。死にたくなったら映画館へ。生きるために必要なものは限られている。
2014/11/20
猫ぴょん
2011年の震災をベースに大切な人を失ったときの喪失とどう向き合うかという本。 「死にたくなったら映画館へ」 ひとときの現実逃避は良いことだそう。 常に現実逃避の楽しみに映画館へ行く私でも大丈夫かしらん(;^ω^) 読みやすい本でした~
2017/04/27
ね
今の私に本当に必要な本だった。身近な人との別れを経験した人の喪の受け止め方の本。四月に父が亡くなり、図書館をふらついてるときに目に入って借りた。/この本に、たくさん慰められた。自分と同じような、もしくはもっと壮絶な、身近な人との別れの経験も描かれていて、自分だけではないと思えた。そしてそれが慰めになった。身近な人が亡くなって、こういう感情になるのはおかしくないと肯定された。/人の死を、乗り越えるための本ではなく、受け止めるための本
2023/06/04
ぴよぴよ
最近ショックな事があり、ずっと落ち込んでいるので、この本で少し客観的に自分を見れた。白か黒かしかつけられないスプリッティングらしい。震災の悲しみ、掃除ができず自分を追い込むなども、「ほどよし」にすればよい。また読もう。
2012/07/08
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