アジア的ということ (単行本)
アジア的ということ (単行本) / 感想・レビュー
はすのこ
名著ですねぇ。
2016/05/22
てれまこし
吉本はアジア的なものを専制政治と村落共同体に分離し、レーニン主義は前者の意味でのマルクスのアジア化として捉える。このアジア化されたマルクスをレーニン主義の瓦礫から救いだすために、後者の意味でアジアと結びつけられる。非資本主義的文明の範型としてのアジアである。そうすることにより、吉本はロシアのナロードニキの立場に近づき、意図せずして(?)、また日本のアジア主義や農本主義を軍国主義から救いだすことにもなる。アジア的「停滞」を国家からは自立的な社会の原理に読み直そうという点で、柳田的発想も受け継ぐことになる。
2019/06/28
やまざき
面白かった。縦横無尽で自由な思想って感じで、私は好き。
2022/08/07
あい子
すごい重量。
2016/06/30
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