かの悪名高き: 十九世紀パリ怪人伝
かの悪名高き: 十九世紀パリ怪人伝 / 感想・レビュー
春ドーナツ
藤原書店版「幻滅」(バルザック)には副題がついている。「メディア戦記」・・・19世紀巴里は活字媒体揺籃の地であった。上記ワードにピンと来たら「新聞王ジラルダン」と共に一読されたし。目次を抜き書きすると「オペラ座の蛸博士―ドクトゥール・ヴェロン」「情報の王様―アヴァス」「風刺共和国のオルガナイザー―フィリポン」「大衆紙の帝王―ミヨー」「『フィガロ』の肥満プリンス―ヴィルメサン」**オノレ&茂コンビの「ジャーナリズム博物誌」(新評論)も同時代人の証言として後日読みたい。報道活動の内容ではなく構造に興味がある。
2018/12/22
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