ブレイキング・グラウンド: 人生と建築の冒険
ブレイキング・グラウンド: 人生と建築の冒険 / 感想・レビュー
Kazuyuki.Ta
リベスキンドは作品以上に思想とかプロセスを見るのが楽しい。
2012/06/21
Takuo Iwamaru
第1章で本書のクライマックスともいうべき場面が訪れる。2001年9月11日、テロにより崩壊したニューヨーク、ワールドトレードセンタービル。その跡地の再建案のコンペに参加する建築家、ダニエル・リベスキンドは、そこに何を建てるべきかを模索し、ビルの跡地を訪れる。そこでの彼の行動、眼にしたもの、考えたこと。僕はこの一連の場面から、何かを生み出す際にすべきヒントをもらった。リベスキンドはコンペでグランプリを勝ち取る。だがその後紆余曲折を経て、現在建っているビルはそのときの発想が完全には反映されていない。残念だ。
2015/10/07
Nami
建築家のぶつかるであろう苦労がとても素直に書いてあってこれからそこを目指す私にとっては、とっても勇気づけられるとともに覚悟もしたな。建築感が重たくて共感!
2015/11/21
とんぼ、
記憶を司る現代建築家。世界的な名声を保てるべき立場にありながら、建築家としての(アーティストとしての)野心に反した民主的な建築作品とそのプロセスの仕方に好感が持てる。ポーランド生まれのユダヤ人として、自らや両親を通じた幾多の迫害人生の中での記憶が、リベスキンドの建築家としての生き方を象徴する。優しい人だと思った。一瞬で憧れを抱いた。
2012/08/12
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