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空間の行間

空間の行間

空間の行間

作家
磯崎新
福田和也
出版社
筑摩書房
発売日
2004-01-20
ISBN
9784480860668
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空間の行間 / 感想・レビュー

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T M

「文学的テクストに建築物を付き合わせてその隙間に潜む事柄を暴くという暴力的な企画」。分かるような分からないようなテーマだが、各論の建築物に纏わる磯崎独特の建築思想が好奇心を刺激し、さらに文学を強引に絡めて、毎回凄い話になっている。全体として磯崎の建築史への問題意識が根底にある。例えば、日本の建築はモノではなくコト。異形として現れたデザインは消えるか口触りの良いものに「日本化」されていく等。読み手にそこそこの知識レベルを求めるので言葉が難しいが、内容は面白い。あとがきで狙いが分かるという私の体たらく、涙。

2016/12/27

T M

これはキツイ。読む人間に一定の知識水準を要求するからである。いちいち単語に引っかかり検索し書き込みながら読了。後半からやっと面白さが分かってきた。今2回目。2回目になってようやく内容が頭に入ってきた。2回目の感想は後日。著書のテーマは磯崎氏、福田氏が、建築と文学を突き合わせることにより炙り出される事柄を語るというもの。お二方が博識過ぎて、初めて知ることがたくさんである。お気に入りの高階秀爾先生の著書に出てくる論理の出典元が出てくる。これは嬉しい。

2016/05/29

引用

社会的な人間が自我に先立つ様を見ていた、文化論としての真偽を判断しかねるけれど意図は大変分かるような気がする。それと木という大問題がある。

2020/05/04

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