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「つながり」という危ない快楽: 格差のドアが閉じていく

「つながり」という危ない快楽: 格差のドアが閉じていく

「つながり」という危ない快楽: 格差のドアが閉じていく

作家
速水由紀子
出版社
筑摩書房
発売日
2006-07-01
ISBN
9784480863713
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「つながり」という危ない快楽: 格差のドアが閉じていく / 感想・レビュー

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nabebe

誰にでも読みやすいようにアニメ・若者用語とか使って工夫してるけど逆に読みにくくて、結局何を言いたいのかよくわからなかった。とりあえず”グローバルコミュニティ”と”ローカルコミュニティ”の分断が進んでて両者が歩み寄れなくなってるみたいな感じは伝わった。よくきく格差論の話である。ホリエモンのようにローコミュからグロコミュへ移ろうとする人(個人主義、拝金への追及)は周りが見えてないとか。真のエリートは自分の所属しないコミュニティも見えてる人だとか。あと、下流という用語をネタ化すると真の下流が見えなくなるとか。

2019/05/26

ナルボンド

つながりを最高価値基準にするローカルコミュニティと、エリート層たるグローバルコミュニティに分断されていく、という話。だがどうにも脱線が多いというか、なぜ唐突にマスメディアの姿勢批判がでてくるのがいまいちよくわからないが、「政権がメディアを支配しているのではない、政権の投げるエサに、メディアが飛びついてるだけ」という意見は、なるほどとは思った

2021/03/06

T-山岡

再読。あまり専門性の高い内容ではなかったが、全体として日本における格差の拡大(=コミュニティの分断と固定化)を憂い、コミュニティ間の流動性の担保やノブレス・オブリージュの重要性を示唆していた部分は、(師である)宮台真司氏への近さを感じた。しかし結構な頻度でcharlie(鈴木謙介氏)の文章が差し挟まれるにもかかわらず速水由紀子氏だけクレジットされてるのはどうなん。。。

2016/10/26

うちこ

日本人のローカリズムは「変えないこと」「つながること」の方向に働き、それを善となす、というのは同感。

2009/06/15

のろろ

2006年に書かれた本。当時主流であったSNSのmixiやグリーに加え、現在ではTwitterの流行により、作者の主張する『ローカル・コミュニティー』の役割が、ますます身近になっていると感じる。さておき、文中に『Death Note』の分析が出てくるが、物語の核心部分のネタバレがあり(主題と繋がりのない部分なのでネタバレする必要もないと思うのだが)この点だけは、不意打ちを食らった読者として、残念でならない。

2012/01/31

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