脱原発とデモ: そして、民主主義
脱原発とデモ: そして、民主主義 / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
プレカリアート論の雨宮処凛氏。脱原発で俳優業の仕事が減っても筋を通す山本太郎氏。山本さんは勇気があると思う。草の根連帯をつくるのは、市民社会や市民活動の原点であり、NGOやNPO、ボランティアに通底する発想である(54ページ)。人間の安全保障を脅かす原発への廃炉を求める声や行動は、未だに事実を隠そうとする企業に対してCSRを訴え続けるしかないことの裏返し。柄谷行人氏は、原発のストーカー的性質をついたもので、集会の意味をも問うている玉稿(67-68ページ)。飯田哲也氏、鎌田慧氏、小出裕章先生・・・の声、声。
2013/02/17
イボンヌ
アトミックカフェについての記述があり、そうかあれは1984年だったと確認できました。尾崎豊も出ていましたね。原発は停まるどころか、再び動いています。
2016/05/24
_aesop_
脱原発デモって、脱原発を理由に騒ぎたいだけのような気がしてなんかイヤだなぁ、それにデモしても意味があるのかなぁと思っていたけれど、選挙権のない未成年でも意思表明出来るとか、原発いらないって思っている人たちがこんなにいるのになんで動かし続けるのって国外からも非難してもらおうとか、少しは意味があるのかなと思いました。その為にもデモがあった事がちゃんと報道されるべきだと思いました。自分だって原発はいらないと思っているけどうるさいなぁなんか胡散臭いなぁ、と冷やかに見てしまうのは違うような気がしてきました。
2012/11/17
odorusyounikai
2011年4月から2012年9月までに各地のデモにおけるスピーチと寄せられたコメント、対談から構成されている。ちょうど秘密保護法をめぐって、自民党石破幹事長の「デモはテロ」ブログが問題となり、強行採決に反対する国会周辺デモが盛り上がっていた時に読んだ。私たちは「原発は民主主義の対極にある」(鎌田慧氏)と考えているが、全く逆に「脱原発デモは民主主義と相容れない」と考えている人たちがいるということについて、先の戦争をめぐる認識の違いとも相照らしながら、考え込まざるを得なかった。別に引用のメモをまとめておく。
2013/12/07
やきとん探偵
デモをして社会を変えられるのか?デモをすることによって社会を変えることは確実にできる。なぜならデモをすることによって、日本の社会は、人がデモをする社会に変わるからである。これは国民主権を取り戻すためのデモである。あー、スッキリ。そうなのだ。2011年4月10日に高円寺で巻き起こった、原発はイヤだ!という思いをデモという形で表す動きから、様々な人のデモや集会でのスピーチ、エッセイや対談からなる。原発や政府、原子力ムラに対する考えや、デモや一揆についての歴史的、社会学的考察など幅広い内容だけれど、とてもわかり
2013/03/03
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