東京β: 更新され続ける都市の物語 (単行本)
東京β: 更新され続ける都市の物語 (単行本) / 感想・レビュー
よこしま
都市・東京と意識の変貌。◆著者が過去の小説から最近の映画までを通して、時代による深層やイデオロギーの突き方が面白いです。◆東京に団地ができたばかりの頃の映画『しとやなか獣』、映画版『家族ゲーム』、宮部みゆき『理由』。時代は違うのですが、家族の崩れ方が時代を反映していて、参考になったかも。戦後の成り上がり、受験、バブル。数多くあったシンボルタワーでも、やはり東京タワーは格別です。以前は品川駅からでも鋭く尖って高く見えたのに、今は高層ビルに隠れ寂しさも。◆でも、新しいビルが出来ても満腹なのが国民の本音では。
2016/06/14
fwhd8325
都市論と言ってもお堅い内容ではなく、むしろサブカルチャー的切り口です。東京に生まれ、気がつけば原風景は無くなったに等しいのですが(個人的には、六本木ヒルズの登場で東京からTOKYOになってしまった)、これを都市の進化と思うか衰退と思うかの違いです。著者は、これを更新と言い、タイトルのβにつながります。全6章で構成されていますが、都市が生き物であるかのように感じます。そして、この街はどこへ行き着くのだろう。
2016/08/19
ケー
東京旅行の際のお供として。あまり中身を確認せずに衝動的に読み始めたけれど、湾岸沿いや新橋、羽田空港など、結果的に自分が歩いてみた箇所が論じられていたので大満足。第1章は特に出色の出来。
2016/11/09
akinbo511
東京東部を中心に、映画・小説・漫画・アニメで取り上げられた町の眺めをとりあげて、東京の景色の変化を解説する。友人・親戚は住んでいるけれど、自分で住んだことはない地域なので、知らないことも多く興味深かった。
2016/07/04
akinbo511
東京東部を中心に、映画・小説・漫画・アニメで取り上げられた町の眺めをとりあげて、東京の景色の変化を解説する。友人・親戚は住んでいるけれど、自分で住んだことはない地域なので、知らないことも多く興味深かった。
2016/07/03
感想・レビューをもっと見る