オタク的想像力のリミット: <歴史・空間・交流>から問う (単行本)
オタク的想像力のリミット: <歴史・空間・交流>から問う (単行本) / 感想・レビュー
パラ野
日米オタク研究として面白い。アメリカのファンダムの研究では、男女比が出されているけど、日本の研究ではオタク=男となっているのか、補足のような扱いであったり、最初から女は見えていない扱いだったりする。BL研究としては、コミケのカタログ辺りが面白い。アメリカのMAD製作は、女の多さがすごい。反面、そういう明るさばかりで、同人誌的なものをやり取りするのに合言葉が必要だった時代が抜けていたりと。腐女子の自意識の研究は、話し言葉を文字に起こした部分が、これは意味の連なりである文章なのか、となってビビる。
2015/02/27
はすのこ
サブカル研究としては面白いし、核心もついている。個人的に格ゲーの部分をもう少し掘り下げてほしかった。分析が甘い。オタク文化を客観的に分析しているという意味では良書。ただ、分析者は何処か斜に構えており、サブカルコンテンツへの熱意があまり感じられない。そこが少々、残念。
2016/02/16
MG
オタク的想像力のリミットというより宮台真司の想像力のリミットを印象つける作品。子ども出来てから不調です。
2014/07/13
yuya
現実の虚構化であるナンパ系、虚構の現実化であるオタク系、これはホメオスタシスの最適化だと言える、一見相反するこれらの共通点
2020/02/10
うるの
オタクにまつわる様々な研究。オタク的アイロニズム、秋葉原の歴史、アメリカのファンサブ文化の話が面白かったです。
2021/03/20
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