KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

恋する老人たち (Portrait Collection 1)

恋する老人たち (Portrait Collection 1)

恋する老人たち (Portrait Collection 1)

作家
荒木経惟
出版社
筑摩書房
発売日
1993-02-01
ISBN
9784480872166
amazonで購入する

恋する老人たち (Portrait Collection 1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

keroppi

荒木経惟「愛バナ」に、この本のことが書かれていた。世界の写真家たちが撮影した老人の写真に、荒木経惟さんがコメントを書いている。どの写真もいい。素敵な表情をしている。写された老人たちの人生が見えてくるようだ。「恋する老人たち」というタイトルも素敵だな。年をとることも悪くない、そう思わせる写真集だ。

2021/07/11

lonesome

これはとっても素敵な写真集!古くは1930年代から古今東西味のあるカッコイイおじいちゃんやかわいらしいおばあちゃんたちが、その一枚一枚の写真からまるでストーリーが浮かび上がってくるような表情を見せてくれている。そして、それに添えられたアラーキーの言葉がまた、じじいだのばばあだの言葉は悪いのに愛がある!笑写真に切り取られた一枚は一瞬だとしても、そこにおさめられた時間は永遠になるんだなあと、写真の魅力を感じた。見る側がそこに幸せを想像できる写真ってやっぱりいいな。

2015/05/19

fu

アラーキーの撮った写真は最後の一枚だけ。年をとると、顔に生き方・人生が自ずと表われて深みが出てくるものだが、この写真家は手に注目しているらしく、手からも人生が読み取れるものなのだ。自分の手からも人生が感じられるだろうかと、あらためて自分の手を眺めてしまった。「人間、最後は品性だねえ」

2015/06/15

くま

アラーキー撮影の写真集ではなく、アラーキーが編纂したフォト・アンソロジー。登場する老人達が皆、愉快で、お茶目で、何より幸福そうだ。それにつられてか、共感してか、ゆっくり、じわ〜っと心に幸せが広がっていくような作品群。老人になるっていう事は、「年をとって衰える」んじゃなく「豊かに年を重ねる」っていう事なんだ!って思わせてくれる素敵な写真たち。何気ないスナップばかりなんだけど、魅力的な写真ばかりだった。中でも、土井明治の桜が舞い散る中で寄り添う老夫婦の写真には、感銘を受けた。

2009/07/28

ソレちゃん

30も半ばになり、昔の写真をみて、着実に時が過ぎていることを目の当たりにする今日このごろ。この写真集に登場する素敵なご老人方をみて、こんな風に歳を重ねたい、と心があたたかくなり、勇気づけられた。1枚1枚の写真に添えられた言葉もとってもユニーク、ついにんまりしながら、ぺージをめくる。34番の写真が心に残る。今はもういない方がほとんどかな、でも、みな歳をとり去っていく現実、そして生きる素晴らしさを教えてくれる。

2016/11/25

感想・レビューをもっと見る