芸術家Mのできるまで
芸術家Mのできるまで / 感想・レビュー
xtc1961ymo
森村さんの名前とやってらっしゃる芸術活動はだいたい解っていましたが、本人の手による、自伝的この本は装丁も凝っていて、そう簡単には手放したくない位美しいです。どちらかというとかなり無口で社交下手な著者による恩師や学生時代の思い出、バブルにあわや乗り遅れて命拾いした話そして、成り切り芸術の始まりからそのエスカレートまで本当に興奮して読みました、他にも文章をかかれてる様なでそれもそして何より作品を生で見たいと思いました。
2014/12/29
あんこう
森村泰昌という写真家がどうしてセルフ・ポートレートを撮るに至ったかがよくわかる。本人が自分について分析していて読みやすい。
2012/07/12
シードラ
作風を確立するまでの過程が時代背景と共にわかってとても面白い!ベネチアビエンナーレ参加で現地で奮闘したこと、三島由紀夫とマリリン・モンローの森村さんなりの解釈は興味深かった。三宅一生に呼ばれてイブ・サンローランを迎えたパーティでなぜかデザートを作るハメになった話は最高です!
2010/04/07
さちこ
数年前、兵庫県立美術館で森村さんの作品に触れ、その勢いで購入。森村さんについては作風からエキセントリックな人物像をイメージしていたのですが、この本を読んで、いい意味で常識的な、思慮深い人なのかなと思いました。芸術家をつかまえてこんなことを言うとおかしいかもしれませんが…。文章も、そこで展開される分析も楽しく、大学時代好きな講義を受けていた時のような感動がありました。芸能と芸術の違いについての分析が興味深かったです。
まめ
5 自叙伝的な本。装丁内容ともに非常に凝った出来で、これも一つ作品といった趣。
2017/12/15
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