マンガ産業論
マンガ産業論 / 感想・レビュー
seichan
十年ほど前の本ではあるけど、状況はそう変わっていないような。マンガ消費を牽引してきたベビーブーマーが引退して、消費がしぼんで……という危機感が描かれているが、これはマンガだけに限ったものでもない。マンガが巨大産業になるまでの、貸本業界からの「才能の吸い上げ」などは示唆的だった。この頃に比べたら、WEBも才能の草刈り場として機能しはじめてるかな?時代は変われど「おもしろいコンテンツ」をもとめる人の貪欲さは世々変わらないが、袋小路に入っちゃった閉塞感はある。だから昨今はリメイク流行りなんだろうけど。
2015/11/06
i-miya
★中野晴行『マンガ産業論』( )2005.08.23-2005.08.28 2005.08.28 P178 熊田正史 コピー My First Big 1999.07 創刊 小学館 P190 月刊コロコロコミック ゲーム・おもちゃ連動マンガ Vジャンプ ゲーム関連雑誌 ゲームで育ってきた子供がマンガの文法を理解できない マンガが読めなかった子供もアニメは理解できる P203 学校で学ぶマンガ コピー P242 P245 ・・・コピー 読了
2005/08/28
富士さん
アニメ業界理解のために何か参考にならないかと再読。読み直してみると、結構興味深い記述があって驚きでした。特に60年代から70年代の分業プロダクション型のマンガ制作への移行が、原作の穴を埋めるためのアニメのオリジナルストーリー制作などアニメ制作体制から影響を受けたという指摘は重要です。アニメ企画先行のマンガ制作というメディアミックスの形が思いのほか長い歴史があり、しかもかなり一般的であることを知って驚いたことがあるので、その事実ともリンクして、固定観念を突き崩して新たな認識を与えてくれる、いい発見でした。
2015/09/30
graceboard
年代を俯瞰して漫画潮流がよくまとまっていますね。そんな時代あったなと、ノスタルジーにも浸れた。スティーブジョブスが俯瞰日本の漫画産業を見たら何を思うかな。
2011/12/12
iotakuya
★★★★★
2009/04/26
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