捨てられないTシャツ (単行本)
捨てられないTシャツ (単行本) / 感想・レビュー
阿部義彦
この本は私にとっての「捨てられない本」になります。持ち重りのする何とも言えない本好きを虜にしてしまう粋な装丁。やっぱり都築響一さんならではの出来栄えです。読後感が本当に今まで似たような本を読んだ事が無いので、ワクワクとスリリングでかつ皆と友達になれそうな気がしました。70人の70様の物語。みーんな、学校が大嫌いで音楽や美術、文学などに興味を持ってる人が多く、つまらない常識など犬に食われてしまえ!パンクスですね。私的には「ジョーイ・ラモーン」とTシャツを交換した話なんか痺れました。今月ベストワン!早いけど
2017/06/05
おかむら
70人の男女による「捨てられないTシャツ」への思いと人生。まず判型が正方形で良い。モノがTシャツなので、ココロ打ち震えるとかの感動エピソードがあまりないところが実に良い! ロシアの地下鉄路線図Tシャツいいなー。しかもそれは寝ゲロを拭いたので実は2枚目ってとこもよい。有名な人もいるそうですが、最後の68歳小説家の人しかわからんかった。2名ほどTシャツよりも人生を長々語る人いてちょっと引く。メンヘラぽい人の自分語りは正直つまんない。
2017/09/28
くさてる
誰にでも一枚は手持ちがあるであろう「捨てられないTシャツ」。様々な年代のひとにその一枚とそれを持つにいたる自分の経歴などをつづってもらった内容。たぶん世の中に生きる人間ひとりひとりにはストーリーがある。だからこのなかでもいかにもなサブカルや業界っぽいひとの話より、より落ち着いた生き方をしているひとの話の方に惹かれてしまった。
2017/07/12
ばんだねいっぺい
最後の出版記念Tは、笑った。こっちは、捨てられないTシャツ読了記念Tでも作ろうか。エピソードから、誰が書いたかを当てるクイズ本としても読める。一人しか分からなかった。でも、匿名の方が想像が広がっていいもんだなーと教えてもらった。
2019/06/22
たまきら
読み友さんから。あるあるなそれをちょっと博物館的な感覚で読むのが面白かった。じ~んとしたり、脱力してしまったり。自宅には30年近く着用し続けたエアロスミスTシャツがあるのだが、あれは多分ずっと使うと思う。自分のご長寿Tは基本全てコンサート系。夫は参加したダンスフェスティバルのダンサー贈答T。娘は今のところはバレエ教室のチームTだから、父よりだなあ。しかし興味深いなあ、捨てられないT。
2019/02/11
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