KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

おんなのひとりごはん

おんなのひとりごはん

おんなのひとりごはん

作家
平松洋子
出版社
筑摩書房
発売日
2009-03-25
ISBN
9784480877864
amazonで購入する

おんなのひとりごはん / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぶち

女が一人で食事をする場面が、19の短編小説で綴られています。登場人物の言葉一つ一つに共感し、教えられます。「一人だからこそ、心地よい時間にしたい。しかも美味しく味わえたら、とても幸せ」「でも、外食の場合にはちょっとした工夫がいる。自分で自分をもてなすための手立てといったらよいかしら」エッセイじゃなくても平松さんの食事の描写力は凄いです。胃袋だけじゃなく、心も満たされていきます。一人は面白い。勝手気ままにいきあたりばったり、誰にも邪魔されず縛られない。女の一人ごはんを強力にサポートしてくれるお店ガイド付き!

2021/08/23

おくちゃん🍎柳緑花紅

おんなのひとりごはん。。タイトルから心惹かれる。大阪に住んでいた頃、少しの間息子と二人暮らしだった。「今日は晩ごはんいらない」と連絡があったなら、迷わず仕事帰りにひとりごはんしたなぁ。勝手気ままに行き当たりばったり。故郷札幌に戻り夫婦二人の暮らしになった今はいつでも二人。コロナ禍だと尚更。しかし、この本を読みながら近場のお店を検索してマイリスト作り(笑)お蕎麦屋さんでお酒一本つけてもらって旬の天ぷらを頂き。。♥ひとり会席料理もいいなぁ♥一人旅もしたいなぁ。平松洋子さんにすっかり胃袋掴まれました。

2021/10/24

nico🐬波待ち中

この本は夜寝る前に読んではいけない。もうお腹が減って大変!主人公達の食べっぷりも豪快で、じゅわーはふはふ…もうたまらん!平松さんの食のエッセイかと思ったら一話一食の短編集。おんながひとりで店に入って「ごはん」を食す。ひとりだからこそ心地好い時間にしたい。ひとりごはんは自分で自分をもてなすこと。勿論他の誰かと食べるごはんも楽しいけれど、ひとりごはんはまた別の深い満足感が味わえる。背筋を伸ばしてきちんときれいに食べる。食べ終わったらだらだらせず、すぐ帰る…平松さんから大人のおんなの生き方も教えてもらった。

2017/11/20

ユメ

平松さんが小説も書いているなんて知らなくて、嬉しい驚き。きつね色のロースかつ、春の生命力宿す山菜の天ぷら、脚つきガラスの器で出てくるプリン・ア・ラ・モード、料理に心ときめく瞬間を逃さない筆致はぴかいちだ。カウンターにしっくり馴染む背筋の伸びた女性たちに憧れを抱き、俄然ひとりごはんに挑戦したくなるが、巻末にはなんと東京の「ひとりでも行きたい!100店ガイド」付き。この心配りが嬉しい。こちらは一店ずつ平松さんの懇切丁寧な解説が添えられていて、いつものエッセイを読んでいる心地。一冊で二度美味しい本なのだ。

2017/11/07

くろにゃんこ

エッセイだと思ったら短編集でした。主人公の名前がみんなオシャレ♪とんかつ美味しそう・・・馴染みのあるチェーン店くらいしか一人で入れない私としては、読んでいるうちに勇気を出して行かねば!という気に(笑)さらに読み進めると懐石料理の店、天ぷら屋さん・・・どんどんハードルが高くなる(-_-;)そしてやはりお酒が飲めないのはでかいな。ということで憧れを大きくした読了です。

2021/04/09

感想・レビューをもっと見る