独居老人スタイル (単行本)
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独居老人スタイル (単行本) / 感想・レビュー
どんぐり
独り身でいていいことは、「気楽」である。独居老人に寂しいというイメージをお持ちの方は、自身が一人で過ごすことに耐えられない人か、一人で居ることに想像が働かない人なんだろう。ここに登場するのは、独り身の生活を非常にエンジョイしている先達の老人たちである。『箆棒な人々』の本にも登場した全裸行動芸術家のダダカンや、TVで見たことのある流しの新太郎さんも取り上げられている。みんな好きなことをやって生きている。僕も早く独居老人になって、日々本読みの生活を送りたいものだ。
2014/12/09
こばまり
ウェブ連載時からのファンで、改めてしげしげじっくりと読む。羨ましいような有難いような、厳かな気持ちになる。憧れるのはミニマリストだが、好きなものにごしゃっと囲まれた暮らしもチャーミングだ。刊行は2013年。紹介された16人の方々のご健在を祈る。
2019/12/06
kawa
古い表現で恐縮ですが、ゆるくナンセンスな(ストロング系の方もいますが)生活スタイルの美術・芸能系老人の皆様をレポート。孤独や独居に負のイメージを附ける世の風潮に?と思っているので、百人百様な生き方にエール、いつまでもお元気にということで…。「かわいがれているけど、尊敬されていない、でもだれに飼われていない。」ブッチャリンに浅草で会いたいな。(コレド室町テラス・誠品書店にて)
2020/01/03
キムチ
都筑氏自体、結構ユニークな発見の妙手のようだ。とある雑誌で激褒めしていたこの本。予約待ちにびっくり・・何故なら超高齢時代の今、独居は余りにも当たり前になってきている。3人に一人というのも目前で、敢えて読みたいとは?!ぺらりめくり、仰天。男性性器が写っていたり、全裸の女性、首つりしつつある老人やごみ屋敷?。確かに誰に遠慮することない24時間自由が独居のキーワード。今、福祉をウェルビーイングと解するように、いかに生きていくかを実践するingの満載だ。生きてきたように、老いて行くスタイル・・その究極が独居か。
2014/03/05
WATA
日本全国の「オンリーワン」な老人たちを取材した本。一人一人がみな個性的で、自分のスタイルを貫き通した生き方をしている。「ゴミ屋敷に暮らすアーティスト」「毎日、庭先で首吊り芸を披露する男」など、その生き様はあまりにも日常離れしすぎて全く参考にならない。それでも何か、自分の中に強烈な印象を残した本だった。
2014/03/19
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