旅はときどき奇妙な匂いがする: アジア沈殿旅日記 (単行本)
旅はときどき奇妙な匂いがする: アジア沈殿旅日記 (単行本) / 感想・レビュー
これでいいのだ@ヘタレ女王
いつもの宮田節で脱力系笑いを得ようと手にした本だったのだが、とても驚いた事に症状は若干異なるが著者と私は同じ疾患を得てしまったようだ。今回の作品は紀行文としては全く面白みに欠けるが、自分の疾患にペリーと命名し翻弄されながらも なんとか折り合いをつけなければと もがく正直な文章に朋友を得たような気持ちになった。
2016/07/29
ふろんた2.0
いつもの脱力系を期待するとどこか重く、ぎこちない。今後の旅はどうなるんだと心配してしまう。
2015/02/23
mami
タマキング、方向性に迷いが生じているのか。全体的に悲壮感が漂っているのがなんとも残念。かつてのユルさは影を潜めた文体になっている。「旅は現在日常と地続きでかつての高揚は感じられない」という一文が本心本音では。
2018/03/17
しじみ
旅の本はわりと好きでよく読むし、宮田氏の本ももう4~5冊目にはなるけど、この本は今まで読んだ旅の本とは全くコンセプトが違っていた。というのは、ご本人もあとがきで言っていたとおり、旅先のあれこれを書くというよりも「旅そのもの」について書いた本なのである。旅の手触り、感触というのでしょうか。そして内容もとても不思議で、日常生活よりもミクロの視点でリアルな感情が綴られる一寸先に、ファンタジーもびっくりの非現実な世界が待っている。ああ不思議ああ不思議。おそらくなんのこっちゃわからないと思うので、百聞不如一見です。
2015/09/28
マルタバ
旅のお供の為に購入。いつもの全力でくだらない感じではなく、今回はテイストが違ったので少し戸惑いました。それでもたまに『タマキング節』が入っていて、少しホッとする。この本は旅行本ではなく旅について書かれた本。ともあれアジアに旅行に行きたくなりました。ペリーが良くなりますように。
2016/08/10
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