闇の中のオレンジ
闇の中のオレンジ / 感想・レビュー
misui
初版を手に入れて再読。微細な描写とそこから立ち上がってきたであろう黒い幻想の中でいきいきと動く子供たち。挿絵の禍々しさは言うに及ばず、この本を持つことが自分にとって大きな意味を持つ。大切にしたい。
2015/04/22
みやぎ
短編集だけれど、それぞれの話がプロローグのようですっきりしない。この作者の「光車よ、まわれ!」と同じく挿し絵も何だか不気味な感じ。子供が夜読んだら眠れなくなりそう。
2015/08/27
ひつじ
たくさん出てくる子どもたちが少しずつオレンジ党の物語とからんでくるのだけれど、ほとんどの事件にははっきりとした結末は出ない。本編につながっていくのだろう。まがまがしさ、というものをこんなふうに表現できるファンタジーって、今の時代にはないな、と思う。
2015/06/30
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