走れエイトマン
走れエイトマン / 感想・レビュー
keroppi
先日亡くなられた桑田二郎を偲んで。63歳の頃書かれた自叙伝。タイトルや表紙は、「エイトマン」だし、著者のユーモアのあるイラストも沢山入っているのだが、内容はかなりハード。少年期の戦争体験、13歳での漫画家デビュー、性体験、自殺願望、等が赤裸々に綴られる。ヒット作は産みつつも、数度の自殺未遂や苦しい女性遍歴、拳銃不法所持での逮捕という、激しい人生を送っていたのだ。ある時、神々しいものに目覚め、少年漫画から、精神世界を描くようになる。死因は老衰だそうな。これだけ激しく生きた彼だからこその天寿全うなのだろうか。
2020/08/07
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