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竹宮惠子のマンガ教室

竹宮惠子のマンガ教室

竹宮惠子のマンガ教室

作家
竹宮惠子
出版社
筑摩書房
発売日
2001-06-01
ISBN
9784480888037
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竹宮惠子のマンガ教室 / 感想・レビュー

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marumo

「少年の名はジルベール」を待つ間に。少女マンガ転換期の作家が編み出した技の話が面白い。一本の風の線と雪のひとひらで冷たい空気感を演出した岸裕子、斜線のみで葉を描いて遠近感を表した萩尾望都。こういった思いつきはみなこぞって取り入れたらしい。細川智栄子の原稿を見たら睫毛の先にチョンと点を打ってある、睫毛が細くぼやけて見える、けぶるような大きな瞳に見えるための工夫だったのいうのが興味深い。当時の印刷技術を超えて美しい絵を描こうとする作家魂を感じた。大泉サロン、24年組、JUNEの話なんかもけっこう赤裸々。

2016/05/29

小鈴

マンガ文化の研究者の藤本由香理がインタビューして構成された本です。最後の方に「大泉サロンと"花の24年組"」の章があり、250ページで「"花の24年組"というのは、そもそも私たちが言い始めたことなんですよ」と回答して、藤本由香理が驚いています。藤本の驚きで私も思い出したけれど、花の24年組っていうとまず一番先に思い浮かべるのは大島弓子なんですよね。次に萩尾望都。90年代後発読者としては竹宮恵子はあまり思い浮かばない。。。知識としては知ってはいても、思い浮かべるのは大島弓子なんだよなぁ。

2021/05/14

Harukasaki.

再々読。時々読み返すと、当たり前のことにハッとさせられる。学生の時から読んでるけど、楽しい本ですよ。

2016/02/28

しろのあ

「少年の名はジルベール」を読んでこちらも。「BAKUMAN」も再読した後だったので、補強しあう感じで読むことができました。漫画家といのは、つまりずっと絵のことを24時間考え続けられる、そういう情熱がある人がなるものなのだな~と。絵のうまさと漫画で魅せるテクニックの違いとか納得です。プロットや構成力などにも触れていて、そこは他のクリエイターの人にも勉強になると思います。手塚治虫さんはやはり構成力がダントツなようなので、食わず嫌いしないでちゃんと読んでみよう。

2016/05/16

chacha子

マンガだけではなく、芸術全般の深奥を突いた精神論。最近の小説に抱いていた隔靴掻痒感が、霧が晴れるように解消した。創作に携わろうという人ならぜひ読むべき。 

2015/03/07

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