謎のマンガ家・酒井七馬伝: 「新宝島」伝説の光と影
謎のマンガ家・酒井七馬伝: 「新宝島」伝説の光と影 / 感想・レビュー
よしだ まさし
中野晴行『謎のマンガ家・酒井七馬伝』筑摩書房を読了。 手塚治虫の出世作「新寳島」の原作・構成を担当したが、晩年はコーラで飢えをしのぎ、裸電球を布団に引き込んで暖をとり、最後には餓死したと伝えられている酒井七馬という幻のマンガ家の真実に迫ったノンフィクション。この忘れられたマンガ家について、著者はありとあらゆる文献にあたり、本人を知っていた人を訪ね歩き、今まで伝えられてきた故なき評価を見事に覆していく。大変優れたノンフィクション。まさに労作といっていいだろう。
2011/11/16
takao
ふむ
2022/05/02
tkm66
手塚治虫の神格化が進む一方なので、こう云う研究は大事。
2008/11/18
pugyu
広い意味でのマンガを描くことが好きな人だったんだろうな。アニメーション、ストーリーマンガ、似顔絵、紙芝居など、マンガ絵が必要とされる仕事はすべて関わっている。すごい力量を持ちながら決定的な作品が残らなかったのを残念に思います。
2011/09/06
らいおん親方
これも、一つのテヅカ論として、面白かった。
2008/01/16
感想・レビューをもっと見る