月のとびら
月のとびら / 感想・レビュー
おくちゃん🍎柳緑花紅
かなり長い期間待ってやっと届いた一冊、あれ?どうして予約したのかな?と思いながらも引き込まれて読了。月がタイトルに入っている作品は何故か好きで、夜空を見上げ星や月を眺めるのも好き。二つの目太陽の目と月の目が私達の心の中にある。月の目は私達の毎日をつつむ目に見えないものを見る目。「死について」人の死はあくまでも亡くなったその方自身のもの。死んでしまったという以上にその人が生きていたことの方が注目されるべき素晴らしいこと。大切な人が死んだとき不運だったかどうかはその人しかわからない。ならば私達に出来ることは。
2023/03/11
ぶんこ
占いには興味がないのですが、月は心惹かれる存在。眺めていると深とした気持ちになるのがなにものにもかえがたい。石井さんの月の捉え方が柔軟で好感が持てました。これが占い一辺倒だったら最後まで読めたかは謎。占いもガチガチにとらえるのではなく、その時の気分、自分の受け止め方でどのようにでもOKという考え方が素敵。スーパームーンの大きなオレンジ色の月には畏敬の念を抱き、銀白色の月には深遠な敬意を抱きます。旧暦では月の満ち欠けを基準に「一ヶ月」としていたそうです。昔の人の偉大さを感じました。
2021/02/12
とこっぷり
「お探し物は図書室まで」に出てきた作品、月好きとしては気になって手に取った。「太陽の目」「月の目」等々、いろいろなるほどぉという内容。月に惹かれるのに、月に左右されない(4人が4人とも満月新月関係なく生まれてきたので)体質なので、情報は参考程度、という感じ。
2021/08/23
ひ ほ@新潮部
表紙がとてもきれい。確かに月を見ていろいろと思うことはあるけど、占いに支配されてはいけないよね。『お探しは図書館まで』に登場の本。市原市の図書館から取り寄せてくれました。
2021/09/23
まさおか つる
月は、私たちの心が抱えているあやふやな夢や希望、恐れや予感をふわりと受けとめ、そこにきらきらした夜の森が育つのを助けてくれる、「心のふるさと」のような世界です。/「既知の世界」に住み、その外側にある「未知の世界」を科学的に探求しつつ、その彼方にある「不可知の世界」を、心の奥深くで直観しているーーーそんな「心の地図」がうかびあがります。
2021/05/04
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