ユーミンとフランスの秘密の関係 (FIGARO BOOKS)
ユーミンとフランスの秘密の関係 (FIGARO BOOKS) / 感想・レビュー
アン
ユーミンの創作世界がフランス文化と深く結びついている様子を、フランスの女性へ抱く想いや旅の思い出などを通し語られています。野崎歓さん、松岡正剛さん、妹島和世さん等との対談。印象派の絵画、浮世絵、金沢のものづくりに惹かれるところにもユーミンらしさを感じます。過ぎ行く日々を懐かしく思うのは、今が幸せだからと教えてくれた歌。10代で出会い、コンサートで美しい夢を見せてくれ、いつも背中を優しく押してくれたユーミン。ありがとう。あなたは私の憧れそのもの。これからも、素敵な歌を届けてくださることを願っています。
2019/09/22
ケロリーヌ@ベルばら同盟
冒頭に告白。『私の創作世界はパリ、パリジェンヌ、そしてフランス文化から少なからず影響を受けています』ユーミンの歌の陰影の、豊かな色彩の、言葉の連なりの源泉は…?尽きぬ興味を選りすぐりのゲストたちが読者に代わってユーミンに切り込む対談あり、仏日の美を訪ねる旅行記あり、憧れてやまぬ四人のフランス女性へのオマージュありの一冊。美しいものに囲まれて生い立ち、群れる事を厭い、書物と美術に耽溺し、日本のカルチェラタンでパリの洗礼を受けた早熟な少女の心に移ろう心象風景の一瞬を鮮やかに切り取った名曲達と共に読了しました。
2019/08/22
なるみ(旧Narumi)
ユーミンがフランスやフランスにまつわる事柄について語り、気になるカルチャーに関わる様々な方々(原田マハさん、スプツニ子!さん、妹島和世さん、柚木麻子さん他)と対談した一冊。思っていたより読みやすくて、掲載されている写真も素敵で楽しく読了でした。
2017/05/09
ちーちゃん
おもしろかった♡音楽本のコーナーでふいに呼ばれて(笑)今気持ちはパリに跳んでるし🇫🇷オシャレでタイムリーな1冊☆雑誌『フィガロ』の取材でフランスを訪れたユーミンの語り、フランスに纏わる方々との対談、アートを感じる旅の話…どれもとてもよかった✨対談には原田マハさんも登場〜マティス、モネなど印象派は私も大好き、とても興味深かった。そして堀口大學が訳したジャン・コクトー〔私の耳は貝のから 海の響きをなつかしむ〕 アポリネール〔日も暮れよ 鐘もなれ 月日は流れ わたしは残る〕意訳の感性にキュン♡さすがユーミン
2024/08/03
P太郎 ̄(=∵=) ̄
デビュー50周年のユーミン。創作はフランス文化の影響を受けているそう。作家や建築家との対談、フランス旅行で印象派巨匠のミュージアムに行った話などあるが、ミュージシャンというより、多面的なアーティストな印象。印象派はジャポニズムに影響を受けているから、日本に帰属するのかな。時間、空間を越えて、記憶や香り、光を切り取る歌は確かに印象派なのかも知れない。
2022/12/08
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