翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK
翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK / 感想・レビュー
ケイ
「もっと海外文学を!」「翻訳物は面白いんだ」と主張するフリーペーパー「BOOKMARK」。テーマに合わせ16冊の海外文学を紹介してきた12回が1冊になった。かなり海外文学を読むものからして、なかなかいい選書ではないのかと(上から目線失礼)。わりに初心者向けの第一回。ここでこれくる?みたいなマッカーシーやケルアックまで。ファンタジー系は売れなかったけど、ハリーポッターでその流れがかわったようだ。確かにね。ミステリー、SFもあり。読みたい本の冊数が増えてしまった。手元に置いておきたい一冊。Love。
2020/11/17
seacalf
おすすめの海外小説を翻訳者自身が紹介。誘い文句が非常に巧みで、ついつい読メで感想をチェックしたくなるからページをめくるのに時間がかかった。とんでもなく面白い本だからもっと熱く語ってと思うものや、いやに気取って書いてるなあというもの、堂々とネタバレを書いていて唖然、先に読んでいて良かったなあというもの等々、色々な紹介文が楽しめる。珍しいところでは装丁家の方々が語りだすまさかの装幀特集などバラエティ豊か。自分の中の「本狂い」が刺激される海外小説大好き人間にはたまらない一冊。読みたい本がまた増えてほくほく幸せ。
2019/11/15
コットン
最近の翻訳小説の中で特におすすめのものを選んで紹介している大人気のフリーブックレット「BOOKMARK」⇒https://www.kanehara.jp/bookmark/ これの各号の巻頭に作家による書下ろしエッセイを追加した本。映画、ファンタジー、SFなど毎号趣向を変えた特集。その中でもやっぱり装幀の号が気になってしまう。
2020/02/15
miyu
振り返ってみると子供の頃から翻訳本ばかり読んでいた。何がきっかけだったのか今となっては自分でも謎だが、そのまま変わらずに大人になってしまったせいか「翻訳本が苦手。ほとんど読まない(読めない)」という人の気持ちが皆目解らない。気候の違いもあるのか欧州などの本は日本に比べて乾いた人の心持ちが沁み入る作品が多い気がする。だから客観的に眺めるように味わえるのだ。聴き慣れぬ人の名や地名もかえって魅力的。ところで実は今まで一度も書店でこのフリーペーパーを目にしたことがない。そんな私にこの本は願ってもない贈り物だった。
2020/01/19
白玉あずき
読書寿命も先が見えてきたこの頃、絶対に読み切れない積読の山を横目にまだブックガイドに手を出すか?終活、断捨離はどうした、と自分を責めながら斜め読み。老後の楽しみという言い訳は封印して、「読みたい本から読む」を実行しようと何度目かの決心。このガイドに収載された本は割と新しいものばかりで、古典、大作が無いし、一度は職場や図書館で自分の手元を通って行ったのがほとんど。今度こそ新規購入はしないで我慢だ。
2019/11/23
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