日本まんが 第弐巻: 男が燃えた!泣いた!笑った!
日本まんが 第弐巻: 男が燃えた!泣いた!笑った! / 感想・レビュー
ゲオルギオ・ハーン
荒俣先生が巨匠たちと対談するシリーズの2巻目。今回もさいとう・たかを、松本零士、平田弘史、バロン吉元、みなもと太郎とすごいメンツになっている。面白いのは学校の勉強はいずれも熱心ではなかったが、漫画家として仕事をするようになってから調べものや研究を積極的にするようにした人が多い。平田弘史先生は図書館での勉強が日課のようになっており、ただリアルに書くだけでなく例えば火縄銃やマスケット銃の命中率の低さを把握するなど小物の構造にも気を配ることでリアリティを上げていることが分かる。
2023/03/19
ミレー
戦後の日本はとても大変だったかもしれない、それでも何だか羨ましく思えたりしてしまうような先生の話に引き込まれる。最近は文具屋も本屋も古本屋も減ったし貸本屋なんてないし…昭和っていいなぁ。あと天理図書館行ってみたくなった!そして初めて知れた絵物語というジャンル。気になる。
2016/10/11
poefan
『怪奇文学大山脈』の次がこれとは著者の快進撃に感動した。さいとうたかを、平田弘史、松本零士、バロン吉本、みなもと太郎へのインタビュー・対談集だが間に入る著者の回想、感想、意見、まとめがさらに読ませる。論創社の「出版人に聞く」シリーズや紀田順一郎の最近の著書にも繋がる大きな仕事、労作。もちろん空前の面白さ。
2015/04/24
hirokazu
2010、2011年にかけての荒俣氏と漫画家の対談集。荒俣氏は若い頃、漫画家になろうと思ったこともあるそうで、貸本マンガ時代ついては本当に詳しく、対談内容もそこがメインとなっている。「ビジネス」としてマンガに参入したさいとう・たかを氏、アフリカでライフルを抱えてうろついた松本零士氏、今のコミケの原点と言えるファンダムにかかわり続けているみなもと太郎氏などなど。ただ、脚注があっても若い世代には難しいだろうなあ。私も平田弘史氏をリアルタイムで読んだことはないし、バロン吉元氏の「柔侠伝」も未読なのだから。
2015/09/26
Mc6ρ助
斜め読み。なかなかいりこめなかったが、受け取り側の問題。
2015/04/08
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