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ドロップアウトのえらいひと

ドロップアウトのえらいひと

ドロップアウトのえらいひと

作家
森永博志
出版社
東京書籍
発売日
1995-05-01
ISBN
9784487754250
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ドロップアウトのえらいひと / 感想・レビュー

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☆よいこ

1995年刊割と古い本だった。えらいひと=凄い人褒めるべき人かなぁと最初思って手に取ったけど意外に、えらいひと=地位の高い人だった。オーナーとか会社の代表とか業界人が、いかにロックで破天荒な人生を送ってきたかの紹介。共通するのは、出世や名声を望んだのではなく、常に自由と生きがいを求めて行動していること。ドロップアウトとは逃避や失踪ではなく、自由を求めて行動する事だという。▽成功者の成功談なので自己啓発本にはならんけど、昔の人の方が行動的で前向きだなと感じた。無茶やっても何とかなるだなと。現代だとどうだろう

2022/04/20

踊る猫

当たり前だけど、どんな世界の「プロ/エキスパート」も最初は「シロート」だった。この本に登場する人たち(森永自身も含む)はみんな、そういう「素人」の精神を捨てずに第一線の「プロ」であり続けている人たちなのだろうと思った。流石に今の目で読めば「こいつ、結局口だけのヤツだったな」という人も居るし、女性がひとりも居ないのはもっと致命的。だが、私もまた勘違いした「素人」であり続け、ローリング・ストーンさながらゴロゴロ転がり続けていたいと思っているので、開放感を感じた。ライヴ感が良いね。こんな時代でも読める自己啓発書

2020/01/15

阿部義彦

凄い熱量!80年末に週刊プレイボーイに連載されたのをまとめたものです。金儲けなど二の次三の次、やりたいことで生きた達人たちのドキュメントノベルです。音楽なら、チャー、ミュート・ビート、S-KEN、ランキン・タクシーといった面々といえばわかる人には分かるかな?彼らには初めから企画のような、枠組みなど無いのです。全ては自由そして、そこからしか人生の楽しみは生まれない。出版、アート、小売、映像、冒険家達の履歴書。良かったです。人生のバイブル。

2019/09/15

nobody

あまりにも突き抜けると批判する気も失せ苦笑いを浮かべるしかない。批判は僻みとしか看做されない。スクウェアにすら羨望する身たる私には遠い遠い世界。私という人間の特徴は何を見てもまず恒常的経済基盤に不安を抱くこと。加えて父に刷り込まれた悲観主義。飛躍はできない。岸田秀は「学校生活とは何も悪いことをしてないのに懲役9年」と言っていたが、『誰も知らない』で柳楽優弥は「学校に行かせてくれ」と懇願していた。みんながスクウェアの生活をしていれば“自ずと”それを望むようになる。だが本当にヒップはスクウェアを超克し得るか?

2018/07/27

ゆう

レールから外れるしかなかった衝動を抱えた人達の経験談。タイミングや信念によるがこういう生き方ができるのは素直に尊敬する。合理から外れる選択を取る時期がいつかは誰しもに来るのかも知れない。

2019/03/12

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