雪の降る夜に
雪の降る夜に / 感想・レビュー
あつひめ
翻訳家でありエッセイも多数書かれている常盤さん、初読み。男盛りを少し超えた男の恋が綴られた短篇集。一瞬一瞬を噛みしめるような恋。道ならぬ恋ほど女は燃え上がりやすいが、そんなハシタナイ女はこの中には出てこない。どこか後ろめたさも抱えながら生きている感じ。お互いを妨げるものが無い二人でさえ、寄りかかりすぎない心の距離を保っている。常盤さんの作品は、大人の関係を上手に描いている気がする。でも、最近の大人は携帯が普及してから見境ない恋をしているからこんな味のある恋愛をする人はいないかもしれない。
2013/03/02
しん
途中まで読んだ。来冬にまた読もう。なんとなくね。
2014/03/16
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