もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅
もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅 / 感想・レビュー
mae.dat
妄想が捗る。地球が何個あったら生命は発現するのだろうと考えます。大陸の形が違ってもok程度の違いは許すとして。生命の発現条件は未だ分かって居ないので、そこは割愛止む無し。本書では発現するものとしております。環境が変われば、それに寄り添い進化する生物は、当然別ルートを辿る訳です。それでも手先が器用で脳を特異に使う迄に収斂するのか?収斂進化せざるを得ないのか⁇ってね。月の無い地球を想像する事は難しくないですが、それが生物に与える影響は予想を超えて小さく無いんですよね。惑星科学面白い。新作本欲しい( ¨̮ )。
2022/04/08
昼夜
研究室の中の小さな宇宙で10の仮想実験をしながら地球の状態や生物の進化の考察ですがちゃんと理解できているか全く自信がないです。でも、天文学について何も知らなくても解りやすくてこのての学術書にしては読みやすいし実験のひとつひとつが興味を引き立てる内容だったので読みきれました。ただ、最初は真面目な本なんだなと思ってたら徐々に地球が過酷な状態になってきて最終的に地球に月と同じ質量のブラックホールをぶつけてみようと考える著者は絶対にSだと思う。
2011/07/24
Miyako Hongo
もしも月がなかったら、もしも太陽がもっと大きかったら、もしもブラックホールが飛んできたら…などの想定に沿って10の地球環境を設定。それぞれの環境に合わせた生物進化、社会環境を推定する試み。 □地球進化46億年~でも思ったけど、月がなければホント人類生まれてないよね、と感慨にふける。地球程度の質量の惑星に月規模の衛星ができる確率って相当に低いよね。 □最終章のオゾンホールの拡大した地球には危機感煽られる。皮膚ガンが増える程度の話じゃないのね。生態系変わるし昨今の異常気象の原因かもしれないんだよね。
2015/01/20
ヴィオラ
月が無くなったらどうなるか?ではなく、そもそも月が存在しなかったら、地球は、生命の進化は、人類の文明は、どういったものになっただろうか?という、壮大な思考実験。他にも、いくつかの仮定のもとに、ありえたかもしれない幾つかの地球の姿が考察されています。 宇宙からみれば、地球なんてほんとにちっぽけで、ふとした事がきっかけで何時無くなっても不思議ではないんだなぁ…と、今ここにいる不思議を噛みしめる読書でありました。
2015/04/07
デビっちん
再読。仮定法の復習に、想像力の広がりに役立つ内容です。そしてその考えを自分の周囲に考えを移すと、今の自分が奇跡的なバランスで成り立っていることがわかることでしょう。
2020/02/29
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